005.仕入れ&生産地訪問日記

新米(25年度産)、入荷しました! 鈴木清作 ・ 南魚沼産こしひかりです!

いよいよ、新米(25年度産)、入荷しました!
今年のトップバッターは、鈴木清さん。

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ミシュラン三つ星店が惚れた味
鈴木清さん作 ・ 南魚沼産こしひかり

http://www.jiyujin.co.jp/organic/p/1346

今年の新米も、ちょ ーーーーーー、美味しいです♡


おいしい新米はこちらからどうぞ!

25年産新米、販売しています
http://www.jiyujin.co.jp/organic/page/?page_id=shinmai25

新米、ぞくぞく入荷中
オーガニック ・ エクスプレス
吉澤早苗
http://www.organic-exp.com

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野菜ジュースの原材料、考え中です。その1・小松菜編。

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自遊人では「野菜時間」というストレート野菜ジュースを作っているのですが、今日の朝食はその原料に使う(候補)小松菜の試食。

丹波市島産の無農薬の小松菜です。味も良く、原料に決定。

原料は製造ロットごとに味と安全性を考えていろいろ変えています。

ちなみに、この「野菜時間」。

小松菜とブロッコリーとほうれん草の搾り汁に、植物性乳酸菌を加えて発酵させています。

植物性乳酸菌は信州の「すんき」に発想を得ています。

要は、おひたし+漬け物ジュースです。というと、なんだか不味そうですが(笑)。

有楽町のお店では200ミリリットルも、1リットルも1本〜販売しています。

ぜひ、お試しください。

自遊人編集長  岩佐十良 http://www.organic-exp.com

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兵庫・宮垣さんのにんじんジュースは12月中旬〜出荷予定。にんじんは順調に育っています! 

「順調に育ってます。早く見に来てや!」
春に作付けをお願いした、丹波・宮垣さんのにんじん。
予定では、そろそろ収穫の時期。
ある程度完成したよ、と兵庫・丹波の有機農家・宮垣さんから連絡がありました。

【12月中旬発送開始】
宮垣さんのにんじん使用 無添加すりおろしにんじんジュース

http://www.jiyujin.co.jp/organic/p/1359

宮垣さんは、丹波でも有名な専業農家。
なにが有名かというと、チャレンジ精神が際だっている人で研究熱心。
20年近く前から土壌分析に関心を持ち、有機栽培を始めました。
そんな信頼おける宮垣さんと同じグループの高見さんに、今年はにんじんジュースのにんじんを栽培してもらっています。

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ちなみに今年から販売している宮垣さんたちのお米
「丹波の田んぼで育った無農薬栽培コシヒカリ たんたん丹波米 」は、
http://www.jiyujin.co.jp/organic/p/1250 
宮垣さん率いる丹波地区の篤農家の集まりで
たびたび土壌分析や根の分析会も行いながら
品質の向上に努めています。
とても甘みが強くて、ただいま大人気のお米です。

さて、宮垣さんの圃場を見学。
会社から15分ほどの宮垣さんの畑に到着。
にんじんの葉が大きくなって、さわさわ畑を埋め尽くしています。
順調に大きくなっているようです。

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にんじんは、あまり大きすぎても味がぼっとするので困るのですが、ある程度の大きさとすらっとしたにんじんらしい美しい形のにんじんが好ましいのです。
どうしてジュースにするにんじんが美しくなくてはいけないのか?? と思われる方もいるかと思います。

一般ではよくランク落ち品といって
形が悪くても味は同じ、という農産物がありますが
形が悪いということは、
肥料がおおかったり、少ないせいであったりと、
結局成長過程でなにかがあり、味に影響しています。

少し食べる分には安くていいのですが
ダイレクトに味がわかる100%ジュースの場合は
「とてもおいしい」ものはできません。

さらに、いびつな形のにんじんだった場合、
品質的な問題もあります。
これまでもご紹介したように(製造工程)
http://www.jiyujin.co.jp/organic/p/862
1本1本土壌を丁寧に取り除くために、皮をむきます。
そのときに形がぼこぼこだったり、いびつな形をしていると
いびつな形の間に土壌菌が入ってしまうかもしれません。

一般の人のイメージだと
「栽培にんじんでも、ジュースのような加工品用は『余り物』や『B品』」
と言うイメージがあると思いますが
自遊人で作っているジュースの原料(農産物)の流れはまったく逆で
「ジュースのために作っていて、余ったB品は市場」という状態になっています。

そして、、、、品種はこうで、糖度もコレぐらいほしくて・・・
といろいろこちらのオーダーも多いため、
宮垣さんも心配気味です。
「どうや?なかなか順調に育っておると思うんやけど」

さわさわして太めの人参の葉を抜き取りました。
市場では十分通用するような、大きさと美しいすらっとした形です。
「あっ、おいしそう」
そして、どんな味か???確認。

とても甘くて、後味がすっきりしています。
宮垣さんの土壌分析がいきているのでしょうか?
お米と似た味がします。

そして、糖度をチェック。
「7.4ー7.7度」の間でした。
普通のにんじんは、7度前後なので
にんじんとしては甘めで成功しています。
もう少し大きくなりますから、ここからさらに糖度もプラスされます。
「かなりいいのではないでしょうか!」
「そうやろう!!」と、宮垣さんもにっこり。

今日は11月24日ですが
この寒暖差でもう少しうまみがでればと
あと1週間から10日ほどこのまま育て、大きくなるのを待ちたいところです。
なので、申し訳ございませんが
当初11月下旬に仕上がる予定だったのですが、
お届けは12月中旬になりそうです。
もう若干糖度ものる予定ですのでお楽しみに!

【12月中旬発送開始】
宮垣さんのにんじん使用 無添加すりおろしにんじんジュース

http://www.jiyujin.co.jp/organic/p/1359

自遊人オーガニック・エクスプレス
藤本葉子
http://jiyujin.co.jp/organic

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九州のお米・仕入れ中です。

こんにちは。自遊人の岩佐です。

9月に入ってから、自遊人のスタッフは大忙しの毎日を送っています。
なぜなら稲刈りを控えているからです。

もちろん私たちの農業生産法人「自遊人ファーム」の圃場もあるのですが
それよりも今年は東日本の圃場に放射能汚染があり、
さらに魚沼には土砂災害があり、と
現地に行って確認しなければならないことが山積みです。

ということで、8月末にドイツから到着した高性能な放射線測定器を持って
(下の黄色い機械です)
当社の藤本は東日本の各地の農家を訪問、土壌の放射線量を改めて測定し
さらに稲穂の状態での放射線量を測定しています。

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春から夏までは私が計測していましたが、その計測器での表記はシーベルト、
今度の機械はベクレルで表記が出ます。

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▲ 北海道など、「大丈夫」と思われる地域の土壌も計測。遠方の土は送ってもらってチェックしています。

ちなみにこの計測器ではセシウム、ヨウ素、ストロンチウムなど
核種ごとに計測することが可能です。
野菜や果物などの、最終的な食品になった状態での計測も重要ですが
もっと重要なのは土の汚染状態を把握すること。
これがわかっていれば、今後あきらかになっていく「移行係数」で
どの程度、作物が汚染されているか、
地域ごとの判断がおおまかにできるようになります。
ちなみにお米への移行係数は想像以上に少なかったため、
ほとんど放射性物質は検出されませんが
東日本各地の土からは
残念ながら、それなりの量が検出されています(当然なのですが)。

ほとんどの地域のお米は測定限界未満の数値になると思われますから
食べても問題はないでしょうが、
土自体は汚染されていますから、作物によっては気をつけなければいけません。



さて、放射線の計測はさておき。
そろそろ自遊人が生産をお願いしている農家の収穫が始まります。
(美味しいお米は寒暖差がないとできないので
自遊人で契約している生産者の稲刈りは今月下旬から始まります)

ということで、お米のできをチェックしに生産者をまわるため
本当にこの時期は大忙しなのです。

とくに今年からはじまった「強い農業へ」プロジェクトは新規の取引先が多く、
米の出来が気になります。
ということで、私は九州の新規取引生産者の状況をチェックしに来ています。

今日、訪ねているのは熊本県人吉市の生産者団体。
無農薬栽培と特別栽培を中心に取り組む生産者団体で、
今シーズン3回目の訪問になります。
ちょうど今日は生産者全員で
「収穫前の田んぼの状態をチェックしあう」という
合同勉強会のような日なのです。

生産者団体と言っても、食味にこだわる人ばかりの集まりです。
それぞれ農法は異なるわけですが
それによって、どのように米の出来映えに影響したのかを
生産履歴を見ながらチェックしあうという
米の仕入担当としても、生産者としても最高の場なのです。

しかも生産者の田んぼを効率よくまわって
稲の生育状況をみて、さらに土を見たりしながら
あれやこれや、と質問できるのです。

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▲ これは田植えの時期にお邪魔した時の写真です。

もちろんこの会は生産者が生産者のために行っている会なので
基本的に部外者の参加はできないのですが、
特別に今回は参加させてもらいました。

で、今年の状況なのですが、人吉のお米、かなりいい出来です。
正直、西日本のお米では一、二を争う味になるのではないでしょうか。

人吉のお米の味がいい秘密は作付時期と収穫時期にあるのですが
九州とは思えないほど収穫が遅いのです。
お米の味は寒暖差が重要ですから、本当は九州は本州より遅く収穫するほうがよいのですが
実際は逆で、九州のほとんどの地域ではとっくに稲刈りが終わっています。
今週は新潟あたりも刈り取りがピークを迎えているほどで
来週は魚沼もピークを迎えます。

なのに人吉の刈り取りピークは10月10日頃。
さらに今回、自遊人で仕入れる生産者団体は、それよりも遅い人が多いのです。
(この話の詳細は今日発売の自遊人に掲載しています)

ちなみに私たち自遊人ファームの稲刈りは10月9日から始まる予定で
終了は20日頃まで。もちろん味を追求するために、そういう時期にずらしているのです。

話を元に戻しますが、人吉のお米、生育状況も非常によく、
倒伏もまったくない状態です。
しかも今年は先週から急に涼しくなりましたから
それ以前に収穫した九州の早場米と、
涼しくなってからしばらく経った頃に収穫適期を迎えたお米では
味がまったく違うのは当然です。

人吉のお米の発送は10月末から11月になると思いますが
ぜひ、人吉のお米、一度食べてみてください。
「え?本当に九州のお米?」と思うことでしょう。

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明日は阿蘇のお米の状況をチェックしに行きます。
(写真は阿蘇の農家・内田さん。26歳。若手中の若手。頑張ってます。)
阿蘇も状態はかなりいいようで、楽しみです。

阿蘇のお米も本当に美味しいですよ。

阿蘇はコシヒカリ、人吉は新品種の「にこまる」。
育てている品種が違うので、好みは人それぞれだと思いますが
ぜひ、両方食べ比べてみてください。
(あ、食べ比べられるのはまだ先ですが)

ということで、今週は九州各地のお米のチェックと、
あらたな農産物を開拓しに一週間、九州です。

そして来週まで、全員が全力で仕事をすると
再来週からは稲刈りウィークが始まります。
今年、いちばん大変そうなのは、水害で半分の田んぼが土砂に埋まってしまった
鈴木清さんの稲刈り。

ちなみに鈴木清さんは、ミシュランガイド東京 三つ星店「日本料理かんだ」のご主人・神田裕行さんが「日本一」と太鼓判を押してくれた農家。
今年は「鉄腕ダッシュ」にも出演し、南魚沼を代表する農家の一人です。

毎年、鈴木さんの稲刈りのはざ掛け作業は私たちが手伝っていますが
今年は土砂が入ってしまっているため機械がまったく入らない田んぼがたくさんあるので、
さらに頑張らないといけません。

さぁ、がんばるぞー!おー!

自遊人編集長 岩佐十良


人吉の気候風土に合う新品種「にこまる」を 無農薬・無化学肥料で栽培
熊本県人吉産 無農薬栽培にこまる「医食同源ひとよし米」

コチラで詳しくご紹介してます(購入もこちら)

熊本・阿蘇の、寒暖差に恵まれ、湧き出る天然水が注ぐ田んぼで作る高品質のお米
減農薬・減化学肥料の特別栽培コシヒカリ 内田智也さんのお米

コチラで詳しくご紹介してます(購入もこちら)

ミシュランガイド東京 三つ星店「日本料理かんだ」の
ご主人・神田裕行さんが「日本一」と太鼓判をおすお米

鈴木清さんと神田さんの物語。コチラで公開しています。良かったら読んで下さい。

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そういえば、今日が雑誌の発売日ですが
私はできあがりをまだ見ていません。
なぜなら、校了してすぐに西日本に旅立ってしまったから。
九州では明日発売なので、明日、本屋さんに行く時間があったら
買ってみようと思います。

自遊人11月号(9月26日発売)の内容はこちらでご紹介してます。
渾身の「日本酒」特集です。

自遊人最新号のご案内

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