« 東京最後の秘境青ヶ島へ、ひんぎゃの塩の製造現場を訪ねて | トップページ | 京都・大枝塚原の無農薬栽培タケノコは、茹でるのに糠も要らない? »

東京最後の秘境青ヶ島へ、ひんぎゃの塩の製造現場を訪ねて【第二回】

ひんぎゃの塩の製造現場を訪ねようと、伊豆諸島最南端の青ヶ島に向かった朝。

前回の更新では、乗り換え場所である八丈島に向かうところで終わってしまいましたが、その続きです。

Img_1503469_64006206_3
八丈島では、荷物受取のターンテーブルでカメさんが出迎えてくれました。

八丈島から青ヶ島へは、ヘリコプター「東京愛らんどシャトル」での移動です。
ヘリの搭乗手続きの際は、荷物の重さを量りつつ、体重も申告します。

(ここで体重をサバ読んじゃって、万が一、計算以上に重量があったからってヘリが墜ちたりしたら嫌だよね……)

不安に抗いきれず、T氏には聞こえないように体重を申告する私。

(屈辱。次回までにはもう少しやせておこう……)



ヘリに乗っているのはたった20分。あっという間に青ヶ島が見えてきます。

離陸したヘリコプターから見下ろすと、真っ青な海。

この辺りを流れているのは黒潮本流です。

日本の太平洋側を流れる二大海流、黒潮・親潮を比べると、南から流れる黒潮は透明度が高いので海が青く見えます。

(ちなみに黒っぽく見えるから黒潮と呼ぶと習ったような気もしますが、この時はすっかり忘れていました)

_mgs8044600_2
ヘリから見える海。Tさんは夢中で写真を撮っていました

Dma_mgs8054600_2
切り立った崖! 青ヶ島の海岸はどこもこんな感じでした。

海にセリ立つようなガケを見下ろしつつ、ヘリは青ヶ島に到着。

ヘリポートには何人かの島民が集まっています。このヘリはそのまま八丈島に人を乗せて戻るので、乗り込む人、出迎えの人が集まっているのです。

「おはようございます!」

その中で、我々を出迎えてくれたのが、青ヶ島製塩所の山田アリサさん。7年前から「ひんぎゃの塩」作りの現場にいる、地元出身の元気なお母さんです。

午後に山田さんと再度合流することにして、まずは島をぐるっと回って風景の写真を撮ろうと、私とTさんは島でたった一軒のレンタカー屋さんで車を借ります。

「海が一望できる景色のいいところを探したいんですけど、おすすめの場所はありますか?」

レンタカー兼自動車整備工場のお父さんに話を聞くと

「これね、私が作った地図だけど」

車に用意されていたのが、なんとお父さん特製の観光マップ! 候補地をいくつか聞いて、撮影へと出発します。

_mgs8074600
ヘリポート近くから見下ろす海。周囲9kmの島はどこも断崖絶壁。

青ヶ島は、島全体が噴火の歴史を物語るような二重式カルデラ火山です。

カルデラの中の内輪山は、なぜか筋がいっぱいでお皿にひっくり返したゼリーのよう。

_mgs8111600
ゼリーに見えません?

後で聞いたところ椿を植えた部分だけ木の背が低く縞になっているのだそうです。



昼になり、宿泊先である民宿にまずはチェックイン。

実は八丈島でヘリに乗り込む前に、T氏と私はこんな会話を繰り広げていました。

「そうそう。青ヶ島って食堂が一軒もないらしいんです。だから昼食は宿に頼むか、買って持っていくしか無いんですって。そういえば、おやつとかも買えないかもしれないです」

「そんなの今さら言われてもさ」

「そうですよねぇ。羽田で言っておけば良かった。あははは。まぁ昼食は宿で頼んでありますから」

実際には、レンタカー屋さんの奥さんがやっている店でお菓子くらいは買えたのですが、それは現地でわかった話。

ともあれ、青ヶ島の宿では1泊3食というプランが主流のようです。

宿で昼食をいただきながら、

「午後は製塩所に行くから、山田さんが迎えに来てくれるんです」

なんて話をしていると

「ああ、アリサちゃんね」

と民宿のお母さん。

 

実は青ヶ島の人口は177人。同じ名字の人も多いので、名字ではなく名前で呼び合っているのですね。

そこで私たちもこの後は、アリサさんとお呼びしていました。

--------

青ヶ島には到着したものの、ひんぎゃの塩の製造現場にはたどり着かずに、まだ続きます。

Resize_imagephp

ひんぎゃの塩は自遊人オーガニック・エクスプレスでも扱っています。

|

« 東京最後の秘境青ヶ島へ、ひんぎゃの塩の製造現場を訪ねて | トップページ | 京都・大枝塚原の無農薬栽培タケノコは、茹でるのに糠も要らない? »

守りたい日本の食」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東京最後の秘境青ヶ島へ、ひんぎゃの塩の製造現場を訪ねて【第二回】:

« 東京最後の秘境青ヶ島へ、ひんぎゃの塩の製造現場を訪ねて | トップページ | 京都・大枝塚原の無農薬栽培タケノコは、茹でるのに糠も要らない? »