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ごちそう倶楽部の新米が遅い理由

今年の新米は、スーパーや百貨店でも、もうずいぶん前から並んでいると思います。もちろん、九州や四国など温暖な地域の新米は8月ごろから出荷されていますが、そうではなく魚沼産コシヒカリも、すでに新米を召し上がった方もいらっしゃるでしょう。

「まだ新米が届かないんですが」
というお問い合わせを、もう何軒もいただいています。

だけど、ごめんなさい。ごちそう倶楽部の新米は、まだまだこれから収穫、というものがほとんどなのです。一番早いお米が、ようやく今週、発送を開始するところです。

というのも私たちは、本当に美味しい季節の、本当に美味しいお米をみなさまにお届けしたいからなのです。

最近は、新米を早く食べたいというご要望に応えて、農家でもどんどん早く稲を植え、収穫するようになっています。魚沼でも9月上旬からすでに新米が出荷されています。

実は、お米の美味しい地域の条件として、朝晩の寒暖差の大きい気候、というものがあります。おいしいお米が穫れる地域はほとんどが、緯度も標高も高い地域なのはそのためです。特に、夜、しっかり涼しくなることはとても重要なので、まだ比較的気温の高い秋口に収穫するよりも、朝晩がしっかり寒くなってから収穫する方が、味がしっかり乗るのはおわかりいただけるかと思います。

もちろん、田んぼごとに、しっかりと穂が熟してから収穫した方が美味しくなります。だから、あまり早く刈り取らないで、収穫時期を見極めるのも、美味しいお米作りには重要なのです。

また、山形高畠産のお米をはじめ、収穫自体が遅い上に、天日干しにするとさらに仕上がりまでに時間がかかってしまいます。一般的なお米の収穫では、田んぼでコンバインが一気に刈り取りながら脱穀をし、それをすぐに機械乾燥にかけて仕上げます。極端な話をすると、収穫した翌日から(場合によっては当日でも!)出荷ができてしまうのです。

ところが、天日干しの場合はそうはいきません。機械もバインダーというものを使って1列か2列ずつゆっくりと刈り取り(コンバインなら6列や8列くらい一気に刈り取れます)、それをハザ掛けや杭掛けなど、その地方のかけ方で干します。出荷できるくらいに乾燥するまで、天気がよければ1週間から10日、天気が悪ければ2週間以上かかることもあります。

でも、こうしてゆっくりと天日干しにされたお米は、香り高く美味しく仕上がるのです。

「今月のお米がもう無くなりそうなんだけど」
という方、申し訳ありません。

本当に美味しいお米が収穫されるまで、もうしばらくお待ちください。

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